Global Eyes

東南アジアからのレポート

REPORTER: REPORTER: TEIJIN FRONTIER (THAILAND) CO., LTD. 岩田 真昭

2014年6月 Thailand タイ

自動車産業の成長を追い風に
~コンバーティング機能で現地生産供給に応える~

REPORTER: TEIJIN FRONTIER (THAILAND) CO., LTD. 岩田 真昭

地図

陽気で明るい人々と、エキゾチックで魅力的な文化。そんなイメージのタイでは現在、自動車産業が勢いをもって成長しており、政情の問題を抱えながらも、東南アジアを牽引する存在として、さらなる発展を目指しています。そんなタイで活躍するTFRTから、国際色豊かなリポートをお届けします。

私のTFRTでの業務内容

 TEIJIN FRONTIER (THAILAND) CO.,LTD.(以下、TFRT)の営業部門は、“原料部門”、“テキスタイル部門”、“産業資材部門”の3部門から成り、私は産業資材部門に所属、主にゴム資材課の販売を担当しております。

 販売先は繊維を必要とする3大ゴム製品(タイヤ・ベルト・ホース)メーカーで、8割が日系の客先なので、日本で培ったコンバーティング機能をタイ現地でも実践し、顧客の求める現地生産品の供給に応えるというのがひとつのビジネスモデルとなっています。それ故に、ビジネスを進める上で日本との連携が不可欠であり、もともと自分が所属していた東西工繊部の皆さんと日々連絡を取りながら奮闘しております。

 そういう意味で、日本での経験を活かせる場ではありますが、日本で担当していたときとの大きな違いは、加工を委託している工場にTFRT自らが出資しているという点です。これらの工場の営業責任はTFRTが負っており、加工場の計画作成や実績報告、今後の販売戦略について当事者として決めていかなければなりません。また、合弁先がタイ企業の場合は、文化の違うタイ人オーナーと意見がぶつかることも多々あります。

 こういった経験から加工場とTFRTがWIN‒WINの関係になれることを違った角度でより深く考えるようになりました。

写真:岩田さんが営業を担当しているTCT(TEIJIN CORD THAILAND CO.,LTD.)の工場岩田さんが営業を担当しているTCT(TEIJIN CORD THAILAND CO.,LTD.)の工場

写真:TCTで生産しているポリエステルのディップコードTCTで生産しているポリエステルのディップコード

写真:今年増設されたTCTの新工場今年増設されたTCTの新工場

成長するタイの自動車産業と日系企業の進出

 現在、タイに進出している日系企業は3,000社を超え、中国、米国に次ぐ多さとなっています。

 その理由としては、産業インフラの整備を進めており、東南アジア・インド・中東へのハブ拠点としての機能を持つことや、日本に対して友好的であること。また、タイの人口は約6,500万人で、1人あたりのGDPも高く、大きな内需があることなどが挙げられます。日系企業が多く進出しているため、日本人向けの企業や店舗も充実しており、日本人にとって住みやすい環境があることも人気の理由のひとつです。

 産業面では、特に自動車産業の成長が著しく、自動車生産台数は2007年から2012年の5年間で倍増となり、まさに「アジアのデトロイト」と呼ぶにふさわしい発展を遂げました。2013年は、これまでの新車購入優遇税制の反動で横ばいとなり、今年は政情不安の影響もあり足踏み状態ですが、中長期的には今後も緩やかに成長していくとみられています。

 我々が関わる3大ゴム製品も自動車産業に関連する部分が大きく、成長が期待できますが、逆にいうと競合他社もタイに進出しており競争が激化してきているという面もあります。

 そんな中、タイに帝人フロンティアと帝人の出資による合弁会社が6月に設立され、タイヤコード工場が新設されることとなりました(2015年10月稼働開始予定)。これにより、顧客の海外現地調達に対応できる体制を確立していきます。

 今後もTFRTは一同力を合わせ、顧客の海外現地調達に柔軟に対応できる体制を確立していきます。

タイの正月「ソンクラーン」

 ソンクラーンとはタイの正月で、太陽の軌道が12ヶ月の周期を終え、新たに白羊宮(おひつじ座)に入る時期を祝うものです。もともとソンクラーンは仏像や仏塔へ、さらには家族の年長者などの手に水を掛けてお清めをするという伝統的な風習があり、近年はそれが転じて街の往来で通行人同士が水を掛け合って楽しむ「水かけ祭り」として知られるようになりました。現在は毎年4月13日、14日、15日の3日間に行うものとされており、タイの祝日にも指定されています。

 私も以前からソンクラーンの存在は知っていましたが、バンコクに駐在して初めてこの休暇を体験しました。まず、ソンクラーン前になるとスーパーマーケットはもちろん、コンビニでも水鉄砲の特売コーナーが設けられます。休暇に入ると街中はまさにお祭り騒ぎです。沿道には大人子供を問わず数人のグループがポリバケツやドラム缶に水をためて陣取り、道行く車やバイク、歩行者に水をかけまくります。荷台のある車では人が乗り込み、水鉄砲で応戦しています。当然みなさんずぶ濡れになりますが、4月はタイで最も暑い時期なので全く問題ありません。最初はソンクラーンの様子を撮影しようとカメラを持参して家を出ましたが、このような状況なので、ろくに写真も撮れませんでした。

写真:通る車に水をかけようと、待ち構える人たち通る車に水をかけようと、待ち構える人たち

最後に

 熱気と活気と微笑みの国タイに赴任して1年半が過ぎ、仕事面・生活面でも慣れてきました。今後は冒頭で紹介した日系顧客向けの現地生産対応だけでなく、タイでしかできない製品や、それらを販売している海外顧客へのワークにも注力し、タイ発信のビジネスを拡大したいと思います。

 また、駐在員は何でも屋だと思っていますので、ゴム資材以外の分野につきましても現地スタッフと共にサポートさせていただきます。今後ともTFRTをどうぞよろしくお願いいたします!

写真:Teerawit Surapuchong

Introduction of TEIJIN FRONTIER (THAILAND) CO.,LTD.

~Teerawit社長からの会社紹介~

Teerawit Surapuchong

写真:TFRTが入っているビルTFRTが入っているビル

TFRT had been established the company in Thai-land since March 1964. TFRT's ages are close to 50 years old with a long history of doing business in Thailand. We are one of the Textile business experts in Thailand especially in the Industrial Textile.

  TFRT has three main sales and one administration department with the total employee 67 peoples in which composed of 7 Japanese and 60 people of Thai staff. The department of Yarn & Fiber is fully support for the financial to our customers of Thailand textile industry. The Department of Textile is act as a convertor and textile design creator to link business between Thailand textile supplier and all customers in overseas.

  The department of Industrial Textiles are com-poses of three sections (Rubber Product, Industrial Materials and Car Seat Fabrics). All of them are pure convertors. TFRT have been supporting raw materials for many industrial business in Thailand such as ; Industrial Yarn, Belt & V-Belt, Car Seat Fabric, Seat Belt etc.

  In year 2015, Thailand will join in to the AEC (Asian Economic Community) which is one of the three main pillars of ASEAN policy. The four principles of AEC are;

  1. Single Market and Production Base.
  2. High Competitive Economic Region.
  3. Equitable Economic Development.4. Fully Integrated in to Global Economy.

  ASEAN has total 10 countries to be member and separated locating in South East Asia. But when you think about Thailand or TFRT, please think about AEC and another 3 countries who has a same border line and closely connecting to Thailand country. They are Myanmar, Laos and Cambodia. All of these countries and Thailand will be your partner to be success in your business through our office TFRT.

写真:TEIJIN POLYESTER (THAILAND) LIMITED 出向 坂田 英也

5年ぶりの再赴任で感じるタイの変化

TEIJIN POLYESTER (THAILAND) LIMITED 出向 坂田 英也

 発展ぶりは日本でもよく報じられていると思いますが、タイに里帰り(?)して感じる、「街角ウォッチ」的目線での変化をレポートします。

●日系小売店舗の出現

写真:便利でオシャレな駅直結のモール便利でオシャレな駅直結のモール

 みなさん既にご存知のように、日本の大手カジュアル衣料SPAやスーツ専門店などがタイに進出していますが、旺盛なタイの消費意欲と日本風の接客と品揃えがマッチしているようで、店舗数は増加傾向。出店を受けているタイのモールや百貨店には、海外からの出店及びパートナーシップの引合いが引きも切らないと聞きます。賃金と物価は上昇、それに伴って着実に販売市場としての潜在性も高まっているようです。

 我々駐在員はそのような市場の傾向とビジネスチャンスを結びつけられるよう、常にアンテナを高く張るよう心がけています。

●市内鉄道網の充実

 悪名高いバンコクの渋滞を緩和すべく作られた高架鉄道。

 開業当初は利用客も少なく赤字だったそうですが、現在は路線も延長され、車両編成も1両プラス。通勤からお出かけまで利用客が大幅に増えて、朝夕はラッシュしています。どこかの国のように、扉ごとに「押し込み」の係員は居ませんので、乗り切れない乗客の順番待ちで、狭いホームは人の山になる事も。しかしながらこれで留まりそうにはありません。

 近年では駅と直結したショッピングモールやオフィスビル、タワーマンションなどの近代的な施設と、お洒落な都会暮らしに憧れるという需要が存在しています。マンションの広告には「駅歩○○分」と書かれていて、電車人気はますます高まりそうです。

写真:バンコク・スカイトレイン(BTS)の車両。1両プラスされました(それでも4両…)バンコク・スカイトレイン(BTS)の車両。1両プラスされました(それでも4両…)

写真:ホームの転落防止ガード液晶画面があってコマーシャルが流れていますホームの転落防止ガード液晶画面があってコマーシャルが流れています

街角MEMO1

世界の朝ごはん in BANGKOK

写真:バンコクではバス通勤しているスタッフが多く、時間が読めないため早めに出勤して、オフィスで朝食をとる人が多いですバンコクではバス通勤しているスタッフが多く、時間が読めないため早めに出勤して、オフィスで朝食をとる人が多いです

写真:タイでは朝から屋台でBBQタイでは朝から屋台でBBQ

写真:パン食派!パン食派!

写真:日本でいうご飯とみそ汁?!(汁物はパックに!)日本でいうご飯とみそ汁?!(汁物はパックに!)

写真:すき焼き+そぼろ丼?!すき焼き+そぼろ丼?!

街角MEMO2

移動を便利に! タイの乗り物

写真:「シーロー」「シーロー」
日本人居住区で活躍。一定区域ではあるが、マンション名を言うだけでOK

写真:「トゥクトゥク」「トゥクトゥク」
価格は交渉。観光客に人気

写真:「モーターサイ」「モーターサイ」
渋滞もお構いなし。但し、事故のリスクもあるのでTFRT駐在員は使用禁止

写真:「タクシー」「タクシー」
慣れましたが、日本ではあり得ないピンクのタクシー。他の色もあり