Global Eyes

東南アジアからのレポート

REPORTER: REPORTER: PT. TEIJIN FRONTIER INDONESIA 代表取締役社長 江成 俊一

2016年2月 Indonesia インドネシア

経済成長著しいインドネシアでビジネスチャンスを掴むために

REPORTER: PT. TEIJIN FRONTIER INDONESIA
代表取締役社長 江成 俊一

堅調な経済成長を遂げているインドネシアを舞台に、文化や宗教、商慣習の違いといった垣根を越えて、新たな市場を開拓するPT. TEIJIN FRONTIERINDONESIA。
今回はそんなTFRインドネシアの“現在”を、現地情報とともにお伝えします。

TFRインドネシアについて

 当社は1992年に帝商インドネシアとして発足し、2001年にNI帝商インドネシアに改名後、2013年に現在の社名となりました。オフィスはジャカルタの目抜き通りであるSUDIRMAN通りのMID-PLAZAビル4階に構えています。朝晩のラッシュ時には、車に3名以上乗っていないと罰金という渋滞の激しい場所です。世界的に有名なジャカルタの渋滞ですが、空港から市内も早朝なら30分で着くところが、雨や夕方のラッシュと重なると3時間超えになることもあります。

 現在の社員数は日本人6名+ナショナルスタッフ(以下、NS)21名の計27名で、平均年齢37歳、60%が女性といった構成です。事業内容は、繊維製品を中心とした輸入・輸出・国内販売と多岐にわたっており、日々さまざまな引合やクレームに社員一同、誠心誠意対応しています。

写真:オフィスが入るMID-PLAZAビル外観オフィスが入る
MID-PLAZAビル外観

写真:社内でTFRI設立24周年記念のランチparty社内でTFRI設立24周年記念のランチparty

TFRIのワーキングウーマンたち

 NS21名のうち16名が女性であり、半数以上がイスラム教徒です。皆さんご存知の通り、当地のイスラム教徒の女性はヒジャブという生地を頭に巻いており、これにもさまざまなブランドがあります。また日に5回のお祈りを欠かさず行うため、会社内にも専用の部屋を用意しています。

 結婚や出産後も仕事を続ける女性がほとんどで、お子さんのケアはご両親や旦那さんがしていることも多々あり、繊維業には向いているのではないでしょうか。

写真:Dianさんの結婚式に当社社員とその家族も参加Dianさんの結婚式に当社社員とその家族も参加

最新のインドネシア情報と今後の展望

写真:ジャカルタ中心にある独立記念塔「モナス」ジャカルタ中心にある独立記念塔「モナス」

 インドネシアはここ10年近く、常にGDP成長率6%台をキープしており、加えて国民の平均年齢が28歳と若く、人口ボーナス期も最低2030年まで継続すると言われています。また、GDPの約60%が国内消費で、堅調な経済成長を遂げており、生産・輸出国から消費・輸入国になろうとしています。しかしながら、このように将来性がある一方で、我々外国企業に対しては外資規制・ビジネス慣習の相違・輸入規制などさまざまな困難があるのも事実です。

 当社としては、生産・消費両面において巨大市場インドネシアとの取り組みを活かしながら成長すべく、部門の垣根なく全社一丸となり、日々奮闘を続けています。いろいろな規制があるということは、まだまだ今後の成長の伸びしろがあるということなので、忍耐強く、本気で向き合っていきたいと考えています。

インドネシアのおすすめスポット紹介

その① 「バリ」

 今年の社員旅行でバリ島に初めて行ったのですが、予想以上に感激!さほど大きな島ではないものの、北部の海では早朝にイルカの群れに遭遇、中部の山中ではさまざまな芸術品を堪能、伝統舞踊の鑑賞もでき、南部には世界の有名なホテルが数多く進出し、豪華なリゾート地となっています。

 また、ここはジャワ島と違いヒンドゥー教であるため、美味しい豚をたくさん食べられることにも、幸せを感じてしまいますね。かつての日本人のバリ島ブームは去りましたが、何度行っても飽きない場所だと思いますので、未経験の方にはぜひおすすめしたいです。

写真:上空から見たバリ島上空から見たバリ島

写真:ボートから海を覗けば、熱帯魚が!ボートから海を覗けば、熱帯魚が!

写真:バリ北部で、日の出とともにイルカの群れに遭遇!バリ北部で、日の出とともにイルカの群れに遭遇!

写真:バリの伝統舞踊バリの伝統舞踊

写真:伝説の鳥ガルーダの木彫り像。インドネシアでは国威の象徴とされ、国章となっています伝説の鳥ガルーダの木彫り像。
インドネシアでは国威の象徴とされ、国章となっています

写真:バリ島中心部の山並みバリ島中心部の山並み

写真:2008年に八木社長(当時)の提案でスタートしたバリ島への社員旅行は、現在も社員一同が一番楽しみにしている行事です2008年に当時の社長の提案でスタートしたバリ島への社員旅行は、現在も社員一同が一番楽しみにしている行事です

その② 「バンドン」

 ここは古都であり、今年もアジア・アフリカ会議が催され、歴史を感じる素敵な街です。やや高地にあるため気候も涼しく、スンダ族という民族が大半を占め、美人が多い地と言われています。また古くから繊維産業が栄えており、現在も当社の主要な素材仕入先の多くがバンドンにあるため、月に何度か出張で訪れます。地元料理は日本人の好みにもよく合うため、いつもランチタイムが楽しみです。

写真:独立記念博物館独立記念博物館

写真:バンドンの地元料理バンドンの地元料理

写真:アジア・アフリカ通りに面する老舗「SAVOY hotel」アジア・アフリカ通りに面する老舗「SAVOY hotel」

写真:国内移動はこんなプロペラ機も現役で活躍中国内移動はこんなプロペラ機も現役で活躍中

インドネシアならではの習慣

 イスラム教の習慣では、1日に5回のお祈りや、「ラマダン」と呼ばれる年に一度の断食月があります。断食期間、敬虔な人は唾も飲まないそうです。もちろん昼食もないので、当社も期間中は昼休みを短縮し、その分、帰社時間を早めています。普段も豚を食べたり、お酒を飲んだりするのはタブーです。

 一方、日本人は豚もお酒も大好きなので、駐在員同士が集まると自然と日本・韓国居酒屋に足が向きます。ただし、お酒の関税が高く、当地では日本の居酒屋の倍以上の値段がします。

 「Batik day」は毎週金曜日に男性がBatikを着用して出勤する日です。イスラム教では男性は毎週金曜日のお昼にモスクに行き礼拝するしきたりがあり、その際は当国の正装であるBatikを着用する人が多いことからこの風習が生まれました。Batikとはインドネシアの特産品布地(2009年無形文化遺産認定)のことで、オリジナルはろうけつ染。シルク地に手書きの染模様だと数万円のシャツもざらにあります。ちなみにbatikの柄も風土があって、通な人は柄を見るとどの地方のbatikかもわかるようです。当社ではもちろん強制ではありませんが、現地でのコミュニケーションの一助としても、着用する日本人駐在員が多いです。金曜に当地ご出張の際は、ぜひbatikで!

写真:「Batik day」の服装「Batik day」の服装

TFRインドネシアのランチタイム

 女性スタッフのほとんどはお弁当持参か近所のWARUN(屋台)でテイクアウトしており、オフィスでワイワイおしゃべりをしながらのランチタイムは楽しいひとときとなっています。

写真:楽しそうなランチタイム楽しそうなランチタイム

写真:TFRインドネシアのランチタイム

インドネシア駐在員の休日

ソフトボール

 インドネシアには伝統の「日本人ソフトボールリーグ」があり、現在4部制の27チーム構成です。「TEIJINチーム」は2部所属を保ち、当地では40年近い歴史があります。帝人グループ社員はもちろん、インドネシア内の関係取引先の方々にも参加いただき、休日に交流を深めています。試合後のグランドでは、持ち寄ったお弁当をつまみに、ビールで乾杯! 汗をかいた後のこちらもまた格別です!!

ゴルフ

 ジャカルタ観光文化局は、ジャカルタを「ゴルフツーリズム目的地」とするため、ゴルフ旅行者向けに特設ホームページを開設するなど、プロモーションを実施しています。ジャカルタ市内や郊外には30か所以上のゴルフコースがあり、国際的に有名な設計者やプロゴルファーが設立に携わった名門コースも多数あります。

写真:「TEIJINチーム」のユニフォームは赤!「TEIJINチーム」のユニフォームは赤!

写真:100年以上の歴史を誇る「ジャカルタゴルフクラブ」のガジュマルの木の前で100年以上の歴史を誇る「ジャカルタゴルフクラブ」のガジュマルの木の前で