Global Eyes

東南アジアからのレポート

REPORTER: TEIJIN FRONTIER MYANMAR CO., LTD. 川合 健治

2016年4月 Myanmar ミャンマー

アジアの戦略拠点として多彩なビジネスを展開

REPORTER: TEIJIN FRONTIER MYANMAR CO., LTD. 川合 健治

「アジア最後のフロンティア」とも呼ばれるミャンマーにおける生産拠点の確立、および安定した縫製の生産ライン確保を目的として設立されたTEIJIN FRONTIERMYANMAR。
今回はそんなTFRミャンマーの“現在”を、現地情報とともにお伝えします。

TFRミャンマーのプロフィール

 ミンガラバー(こんにちは)! TEIJIN FRONTIER MYANMAR CO., LTD.(以下、TFRM)は、2013年10月に開設された会社で、現在のメンバーは日本人4名(うち2名は業務委託者)とナショナルスタッフ1名の計5名です。事業内容は、繊維製品を中心とした輸入・輸出の管理と、協力工場への生産委託および、その品質・納期管理を行っています。

 本社や海外法人から毎月多くの方々に来緬いただき、多い時には1週間に20名を超える方々が来られることもあり、日々の来客スケジュールを作らないと、「今日は誰のピックアップ?」とわからなくなることもしばしばあります。

 取り扱うアイテムも幅広く、ビジネスコートからダウンジャケット、さらにスポーツ衣料と多種にわたる商品を扱っています。また生産時期もさまざまで、秋冬商品を生産していると思ったら、別の工場では春夏商品が始まったりと、一年中夏のミャンマーで全く季節感を感じることがない毎日を過しています。

 ちなみに現在のミャンマー(3月末現在)は夏を迎えており、40度を超える日も少なくありません。

写真:TFRミャンマーの一同TFRミャンマーの一同

KLI 会社紹介

 KOREA LINK INDUSTRIAL CO., LTD.(KLI)は、2012年5月に設立し、2015年4月よりTFRのグループ会社となりました。ヤンゴン市内から車で約40 分の場所に位置し、ドレスラインと、カジュアルラインを有しています。2015年9月より最低賃金法が施行され、工場運営も決して楽ではありませんが、TFRのモデル工場となるべく、日々奮闘中です。

写真:工場外観工場外観

写真:取扱商品取扱商品

写真:工場の様子(1)工場の様子

写真:aaa

事務所からの眺望

 南国のリゾートホテルを思わせるベランダからの景色は最高! 自然に恵まれており、鳥の鳴き声が一日中聞こえてきます。また、ベランダの手すりをリスが走っていく姿を見ることもあります。日々の業務に追われる毎日ですが、ベランダでのひと時は一瞬心穏やかになれる時間です。

写真:事務所からの眺望(1)

写真:事務所からの眺望(2)

ランチタイム紹介

写真:ステンレス製の三段弁当箱

 ミャンマーのお昼ご飯は、ステンレス製の三段弁当箱を持参。ご飯やおかずをぎっしり詰め込んで、友だち同士テーブルを囲んで皆でおかずをシェアしながら食べています。

ミャンマーの文化について

●ミャンマー人の名前の付け方

 ミャンマー人は一般的に姓を持たず、必要な時には両親いずれかの名と自分の名が併用されます。また、名を付ける際には、その子が生まれた曜日によって頭文字を決めます。命名は、ビルマの七曜制や月の名前、土地の名前などから付けられることが多いとのこと。TFRMのナショナルスタッフであるエイプリルさんも4月生まれだとか。

●ミャンマーの食文化

 ミャンマーは米の国。美味しいおかずでご飯をもりもり食べるのがこの国のスタイルです。ご飯はパラパラのインディカ米で、これがカレーによく合います。ただ気をつけなくてはいけないのが、スープのほとんどが油。これを毎日食べていると、お腹が出てくるのは当然。その他には米や小麦から作られた麺類、買い食いが楽しい屋台のスナック類も多彩です。

●ミャンマーの宗教

写真:シュエダゴォンパゴダシュエダゴォンパゴダ

 ミャンマー人は熱心な仏教徒が非常に多く、その象徴となっているのがシュエダゴォンパゴダです。ヤンゴン市外の北、シングッダヤの丘に金色に輝くシュエダゴォンパゴダは、「聖なる」というどこか近づきにくいイメージとは裏腹に、強烈過ぎるほど人を引き寄せる力を持っています。外国人の拝観料はUS$8、拝観時は土足厳禁で入り口手前から裸足で入ります。

●ゴールデンロック

 ヤンゴンの北東郊外、チャイティーヨーの山頂直下にある大岩の上に、ひとつの岩があやうい様子で鎮座しています。今にも落ちそうで落ちない不思議な岩ですが、この岩の上に高さ7mほどの小さな仏塔が建てられており、この中に納められている仏陀の頭髪がバランスを取っているとも言われています。

●水かけ祭り

 水かけ祭りというとタイのソンクランを思い浮かべると思いますが、ここミャンマーにもダジャンという水かけ祭りがあります。これは上座部仏教(日本の大乗仏教とは違う宗派)の新年のお祭り。1年の汚れを洗い流すため水をかけ合います。この期間は、ミャンマー全体がはっちゃけます。この時期、スーツだろうが、パソコンを持っていようが道を歩いているだけで水をかけられます。タクシーに乗っても、ドライバーに水をかけられます。ミャンマー全体がこのお祭りのため、逃げ道はありません。

 ミャンマー唯一の長期休暇であり、過ごしやすい乾期からジメジメした雨期への移り変わりの日でもあるので、皆ここぞとばかりに大盛り上がり。お酒を飲みながら、一日中水をかけ合います。

●日本人墓地

写真:TFRMのエイプリルさんも愛用TFRMのエイプリルさんも愛用

 第二次世界大戦ではミャンマーで約19万人もの日本人が亡くなり、その戦没者を埋葬するため、1999年に日本政府が建立した日本人墓地があります。2008年に亡くなった「ビルマの竪琴」の水島上等兵のモデルとされる中村一雄さんの記念碑もあります。

●ミャンマーの自然派化粧品「タナカ」

 ミャンマーを歩いていると、女性や子供の顔や腕に薄く黄色い粉のようなものが塗られているのをよく見かけますが、これは「タナカ」と呼ばれ、主に同名のミカン科の小高木(和名ゲッキツ)の樹皮の部分をすりおろしたものです。ミャンマーでは古くから肌の弱い女性や子供に用いられており、日焼け防止に良いとされていますが、その他にも保湿や殺菌、肌荒れ予防などの効果もあるとされ、エイプリルさんもニキビができると塗って出勤することがしばしばあります。