Global Eyes

東南アジアからのレポート

REPORTER: TEIJIN FRONTIER (HONG KONG) LIMITED 代表取締役社長 福谷 将彰

2016年10月 Hongkong 香港

アジアの中心都市・香港でグローバルなビジネスを展開

REPORTER: TEIJIN FRONTIER (HONG KONG) LIMITED 代表取締役社長 福谷 将彰

中国のGATEWAYからアジアのGATEWAYとしてますます注目を集める香港。そんなダイナミックに動くビジネスの最前線で、欧米向け衣料製品ビジネスの拠点として日々奮闘するTEIJIN FRONTIER (HONG KONG) LIMITEDの“現在”をご紹介します。

TEIJIN FRONTIER (HONG KONG) LIMITEDについて

 TEIJIN FRONTIER (HONG KONG) LIMITED(以下、TFRH)は1970年に帝人商事香港として設立し、2003年のFASHION FORCE (HONG KONG)との統合、2013年の帝人香港との統合を経て現在の形となりました。テキスタイル部、産業資材部、製品部、管理部の4部から成り、社員数は日本人4名+ナショナルスタッフ59名の総勢63名です。スタッフ全員が広東語、中国標準語、英語を使いこなし、日本語を話す人材も10名いるなどコミュニケーション能力に優れています。ベテラン社員も多く、どの国の人とも堂々と渡り合い、自分の仕事を黙々とこなしていく姿は頼もしい限りです。本年6月まではベトナムのホーチミンにもTFRHの事務所を置いて11名のスタッフがいましたが、7月にTFRVに統合し、今後はTFRV社員として生産管理業務を続けてもらうことになりました。

 オフィスは九龍サイドの中心、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)のファッションブティックが並ぶ廣東道にあります。マカオ行きフェリー乗り場がある金色ビルですので、ご出張やご旅行の際はぜひお立ち寄りください。おいしい飲茶や海鮮料理、スイーツを準備してお待ちしています。

写真:帝人フロンティア香港(1)

写真:帝人フロンティア香港(2)

写真:帝人フロンティア香港(3)

写真:社長 福谷 将彰

社長からのメッセージ

中国のGATEWAYからアジアのGATEWAYへ
そして欧米向け衣料製品ビジネスの拠点を目指して

社長 福谷 将彰

 香港は1990年代半ばまでは中国のGATEWAYとして、文字通り生産・販売の両面で窓口としての役割を果たしてきました。その後、中国との直接ビジネスが拡大する中でその役割は低下しましたが、数年前よりチャイナプラスワンが謳われ、東南アジアや南アジアへの生産シフトが始まったことにより、中国を含めたアジア全体のGATEWAYとして期待されるようになってきました。

 また香港には、歴史的に多くの欧米アパレル会社や小売業社がアジアを統括する買付事務所や生産管理事務所を設けており、生地・付属メーカーもたくさん集まっています。TFRHも前身の1社であるFASION FORCE (HONG KONG)の時代より30年以上に渡り欧米向け衣料製品ビジネスを手がけ、各現地法人のご協力の下、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、バングラディシュなどで生産を行なっており、製品部の販売の約3分の2が欧米向けとなっています。

 今後もTFRグループの欧米向け製品ビジネスの推進役として、そしてもちろんテキスタイル・産業資材の華南地区・東南アジアへの販売窓口として、その機能を強化していきたいと考えています。

テキスタイル部

顧客アパレルとテキスタイル生産現場の橋渡し役として、国内で新規顧客開拓中

 テキスタイル部には、5名の営業と8名のアシスタントが所属しています。主にグループ会社(南通帝人、タイナムシリ、TFRテキスタイル第一部・第二部)の商品に力を入れて販売活動を行っていますが、グループ以外にも日本や韓国、台湾、インネシア、とさまざまな産地の多種多様な素材も扱っており、主にアウター地やスーツ地素材を得意としています。客先は主にファッション用途で、香港・中国アパレルや香港にあるバイイングオフィス、ガーメントヴェンダーなどと日々やり取りを行っています。

 製品部隊との協業による新規客先の開拓を目指す中、さらに商売を拡大するために、華南地区のアパレルへTFRの日本機能素材の提案も進めています。今後も、客先と工場の橋渡し役として、顧客へのサービスを重視し、客先と良い関係を築いていきたいと考えています。

写真:テキスタイル部

製品部(欧米向け)

TFR各拠点と連携し、「ファッション」と「スポーツ&アウトドア」の
アパレル製品を欧米向けに販売促進中

 2016年4月に製品部のチームを再編成し、1部4課体制で新たなスタートを切りました。私たちのチームは欧米ファッションアパレルチームと欧米スポーツアウトドアチームで、総勢15名で欧米向け取引拡大に尽力しています。作り場は、中国から東南アジア地域までと幅広く、お客さまのニーズや品質レベル、数量などを考慮して適地生産を行っています。

 一方、営業に関しては、生地から製品まで一貫供給を目指し、帝人素材の販売先へのアプローチや、ISPO展(欧州)・OR展(米国)への出張ワークなど、本社テキスタイル第一部や海外店との連携・協業を進め「ONE TEIJIN」として組織力を生かした取り組みを行い、グローバル競争に打ち勝つべく皆一丸となって頑張っています。皆さん、最近は中国や東南アジアへのご出張が多いと思いますが、ぜひ香港にもお立ち寄りください。多謝(ドーチェ)!

写真:製品部

管理部

ベテランスタッフ陣で営業部隊をバックアップ

 メンバーは女性12名、男性4名の合計16名です。香港という地域特性もあり、当社はいろいろな国との委託加工や三国間貿易など複雑な取引が多く、仕入先・販売先の件数も多いため作業は大変ですが、各チームのマネージャー・アシスタントマネージャーを中心に、メンバーが力を合わせて確実に対応しています。営業システム「STEP Pro」が整備されていますので、常に最新データを確認できるというのも当社の強みです。ベテラン社員が多く、ある時は頼もしいサポーターとして、ある時はコワ~いお目付け役として、営業メンバーのバックアップをしています。

写真:管理部

製品部(日本・アメリカ向け)

アメリカチームと日本チームで、カジュアルウェアの製造販売に日夜奮闘中

 アメリカチームと日本チームの総勢13名が働いています。アメリカチームは6名のメンバー(内2名は経験豊かなパタンナー)からなり、主に大手カジュアルブランド向けカジュアルウェア、アウターウェアにフォーカスしており、次シーズン向けの生地のソーシング、副資材の準備、原料の手配にあたっています。バイヤーからの新規の問い合わせにメールベースで応えるとともに、縫製工場とサンプル、バルクの生産のやり取りをしています。製品サンプル作成時は、パタンナーから的確なアドバイスをもらい、客先のニーズに応えられる製品作りを目指しています。量産に関してはアメリカと香港の時差を埋めるよう、日々更新した情報を客先に報告するようにしています。日本チームは7名のメンバーが、客先・アイテムごとにチーム制で仕事をしています。中国・ベトナムでは熟練QCの管理の下、シャツ・アウター・シームレスインナーを中心に、カンボジア・ミャンマーではパンツやダウンジャケットを生産しています。競合各社のASEANシフトが加速する中で、当社も各国での生産背景の強化を図っていきます。

 ASEAN諸国特有の輸出入の煩雑な処理にも知識と経験でカバーし、資材の調達から生産管理までの一貫対応を通じて、顧客からの支持を得ています。私たちが有するマンパワーとサービス、東南アジアの生産背景をフル活用し、香港を拠点に価値の高い製品を提供することで、商圏の拡大とグローバルな展開を目指します。

写真:製品部

産業資材部

工業資材からコスメまで、幅広い帝人グループの高機能素材を香港から世界へ発信

 20年以上前から存在する部署で、これまで帝人グループで作られた樹脂やフィルムを記録媒体向けやLCDディスプレイ、樹脂加工品といった電子産業向けに販売してきました。主なものとしては、光ディスクや、携帯電話のタッチパネルに使われる主要素材であるITOフィルム、LCDディスプレイに使われる光学フィルムなどです。また、樹脂部品の機能強化のための炭素繊維や、アラミド繊維といった高機能繊維も取り扱っています。高機能用途の他にも、コスメ業界向けに帝人素材を使用した製品の提案なども開始しました。今後、香港や東南アジアにおいても日々の生活の中でより多くの帝人素材を見かけることができるように頑張っていきたいです。

写真:産業資材部

ランチタイムの紹介

 オフィス付近にはレストランがたくさんあり、昼食には困りません。外食するスタッフもいれば、テイクアウトやお弁当を持参してオフィスで食べるなどさまざまです。定期的に皆で集まり、本場の飲茶を楽しむことも。なかでも「盈翠軒」の日替わりランチコースがお勧めで、リーズナブルな価格でさまざまな料理が楽しめます。みんなでワイワイ会話を楽しみながら楽しむ飲茶ランチは、楽しみのひとつです。

写真:ランチタイムの紹介(1)

写真:ランチタイムの紹介(2)

写真:ランチタイムの紹介(3)