Global Eyes

東南アジアからのレポート

REPORTER: Teijin India Private Limited Saurabh Suryavanshi

2016年12月 India インド

新たな市場として世界的に注目されるインド

REPORTER: Teijin India Private Limited  Saurabh Suryavanshi

帝人インディアのTFR専属社員であるSaurabh Suryavanshiさん(通称サウラブさん)からの最新インドリポートをご紹介します。

Self Introduction of Saurabh Suryavanshi

Konnichiwa...Watashi wa Saurabh Suryavanshi desu. I came from Central part of India (Indore, Madhya Pradesh) and joined TIPL (TFR India) in Nov. 2014. I am very happy to work for TFR and enjoying my work a lot. I am always excited to work for different projects in both Industrial textile & apparels.

 I graduated in Fiber Science & Textile Technology and also feel proud in contributing my acquired knowledge towards the promotional and developmental activities of textile materials.

 My aim is to see TFR India as an independent office handling trading & product converting business model of TFR and also setting up manufacturing factory in India to export materials to other countries as well.

※マディヤ・プラデーシュ州、インドール県

TEIJIN INDIA PRIVATE LIMITED(通称TIPL)紹介

 私が現在勤務するTeijin India Private Limited(以下、TIPL)は2007年8月に設立され、帝人グループのインドにおける事業の開発・展開の支援を行っています。

 事務所はデリー首都圏のグルガオンにあります。グルガオンは正確にいうとデリー準州ではなく、ハリヤナ州にありますが、ここ数年で大きく発展してきており、多くの外資系企業が当地に事務所を構えています。

 また、インド西部のプネにはTeijin Aramidの事務所があり、TIPLの支店となっています。グルガオン事務所には20名の社員がおり、12名の営業・マーケティング担当がそれぞれ防護衣料、カーボンファイバー、高機能繊維事業などを担当し、7名のスタッフが総務・経理などを担当しています。

写真:TEIJIN INDIA PRIVATE LIMITED(1)

写真:TEIJIN INDIA PRIVATE LIMITED(2)

写真:TEIJIN INDIA PRIVATE LIMITED(3)

私の目標

 通常業務は英語で行っていますが、TFRの一員として日本語をマスターしたいと考え、今年の8月から日本語を「N-5レベル」(日本語検定の一番初歩レベル)から習いに行っています。今の目標は「N-3レベル」(検定の中級レベルで、日常会話で使用される日本語の理解)になるべく早く到達することです。

TIPLにおけるTFR業務について

 私はTFRの専属社員としてゴム補強材料、自動車内装用材料、水処理関連材料などの営業、マーケティングを担当しています。また、オーガニックコットン製品調達の調査など、日本や各国現地法人の皆さんのインド事業を拡大するためのお手伝いをしています。

 TFRの一員となってからは、日々多くのことを経験させてもらっています。出張でいろいろな場所に出向き、インドだけでなく海外でもさまざまな産業界の人々と会う機会が増えました。今はそれぞれの業界のサプライチェーンやビジネスモデルを学び、また異文化間の折衝から多くのことを吸収しています。ここで働くことで得ている知識や経験は、将来のTFRのインドにおける事業展開に必ず役立つはずだと確信しています。

写真:TIPLにおけるTFR業務について(1)

写真:TIPLにおけるTFR業務について(2)

日本人と働いて気づいたこと

 インドの学校では、「日本人はとても礼儀正しく、律義であり、時間を厳守し、規律を重んじ、ロボットのように働く」と教わってきました。また、「日本は技術大国で、品質管理システムを作り上げ、自らそれを順守しながら品質を重んじている」とも学びました。

 実際に日本人と共に働いて感じたことは、「日本人は他人を気遣い、相手を尊重し、非常に礼儀正しく、勤勉である」ということです。私は日本人のこういった精神を、心より尊敬しています。今後も日本人から多くを学びながら、良いところを取り入れ、自分自身だけではなく、将来はインド人の価値観や生活にも変化をもたらすことができればと思っています。

インド市場の可能性

 インド経済はたいへん早いスピードで発展しており、世界第二位の人口を擁していることや若年層が多いことから、世界的に将来有望と注目されている市場です。また、インド政府は国内の経済発展のために「Make in India」政策を打ち出し、国内の労働力を活かした国内製造業の発展を促しています。

 インドの税制は複雑と言われていますが、2016年8月に長年の懸案であるGST(Goods and Service tax, 統一間接税)法案が国会で可決され、近い将来導入されることになったので、今後ビジネスが行いやすい環境が急速に整備されてくると思います。

 現在の所得水準はまだ低いため、基本的には安い商品しか売れず、日本企業が得意とする高機能・高付加価値品は苦戦しています。しかし、都市部ではライフスタイルも急速に変化してきており、人々の可処分所得も増えていることから、私たちのビジネスにおいても、材料や製品、またサービス需要の拡大が期待できます。また、今後は地方都市の成長が見込まれ、時間はかかるでしょうが拡大余地の大きな市場です。

 インドで成功するには、この市場は画一的ではなく、地域、宗教、顧客の信条や考え方などによって需要が変化することを理解しなければなりません。そのためインドに進出している外資系企業は、地域によって異なるビジネス戦略を立て、適応していくことが重要だと思います。

インドにおける女性の社会進出

 インドにおいて、これまで女性の位置づけは「家庭を守る主婦」とされており、外で働くことはほとんどありませんでした。しかし、近年では国際文化の影響もあって、特に都市部では家庭と仕事を両立する女性が増えており、男性よりもバリバリと働く女性が増えています。他国に比べると女性の社会進出はまだ遅れていると思いますが、TIPLでは3人の女性社員が活躍しています。

写真:インドにおける女性の社会進出