TEIJIN 帝人フロンティア株式会社 新卒採用サイト2019

経営陣から皆さんへ

「0から1」にこそ価値がある。
失敗を恐れず挑戦を!

取締役
衣料繊維第二部門長
 藤本 清貴

取締役 衣料繊維第二部門長 藤本 清貴

私が入社したのは1984年です。以来、担当する仕事は10回以上変わり、18人の直属上司のもとで働いてきました。30数年の会社生活で、イラクに3年、アメリカに8年、タイに6年、計17年間の海外駐在をしています。いろんな国でいろんな人といろんな仕事を経験したことで多様な価値観に触れ、視野が広がりました。そのことが私には大きな財産だし、商社に入って一番良かったと感じる部分ですね。
とはいえ、自分自身の学生時代を振り返ってみると、将来自分が何をやりたいかなんて、まったくわかっていませんでした。生まれ育ったのは山口県の過疎の地域です。車で1時間ほどのところに岩国の米軍基地があって、年に一度、地域に開放する催しがありました。基地内には学校から病院から何でもそろっていて、まるで外国の町のようでしたね。周辺ではFENという在日米軍向けのラジオ放送が受信できたので、高校まではずっとその英語放送を聴いていました。そんな経験から外国文化に憧れ、グローバルな仕事がしたいという漠然とした思いが養われたのでしょう。8歳上の兄から「商社はいろんな分野を扱っているし、面白いんじゃないか? まあ、お前には無理だろうけど」と、そう言われて奮起して、当社とも関連の深い総合商社の日商岩井(現:双日)※1に就職しました。

最初の5年間は繊維を輸出する部門で中近東を担当していました。テレックス※2や手紙で商談をしていると、お客様に直接会ってみたい、その市場に行ってみたいという気持ちが自然とわいてきます。それで27歳のときに自分からイラク駐在を希望しました。商社のミッションは、求められる物品を調達して販売することにあります。繊維に限らず化学品、タイヤ、繊維、セメント用の土、簡易型発電機……などなど何でも扱いました。ものが違っても商売の基本は同じです。要は品質、値段、納期、サービスが良ければ売れるということですね。

次の赴任地アメリカでは取引先から訴えられ、訴訟社会のすさまじさを、身をもって知りました。全面勝訴を勝ち取りましたが、そこからビジネスの記録をしっかり残すことの重要性を学びました。さらにタイでは海外でものづくりをする厳しさ、人を使うことの難しさを経験しました。価値観の異なる人たちにどうやって働いてもらえばいいのか、それは悩みましたね。「有名ブランドのシューズが買えたから会社辞めます」とか「お金を払って1票を買う候補者と何も払わない候補者とどっちを信用するの?」とか日本人には驚きの論理も、現地ではそれなりの説得力があるのです。こういった価値観の異なる人たちと折り合いをつけてビジネスを成り立たせていくには柔軟な頭が必要です。何にでも言えることですが、自分の価値観はこうだからというのにあんまり凝り固まると、自分の守備範囲や行動範囲を狭めかねません。まずは受け入れて、我慢してやってみる。そこから見えてくるものもあるということです。

現在の帝人フロンティアは、2001年に帝人商事(株)と日商岩井※1の繊維部門が合併、その数年後、さらに「工」の機能を持つ帝人ファイバーと合併し、誕生した会社です。これにより「工」「商」の機能をもつハイブリッド商社としてグローバルな市場を舞台に活動を加速させています。自分たちで原料を買ってきて、自分たちの工場でものをつくる、あるいは協力会社に自分たちが考えたスペックでつくってもらう。そうやって商品に付加価値をつけて売るという、「工」+「商」の独自スタイルが他の繊維系専門商社にはない当社の圧倒的な強みです。

私たちの活動は表には見えませんが、90%以上を海外で生産して輸入している日本の衣料産業を支えており、その意味で大いにやりがいのある仕事です。ただし人口減少を迎えた日本の国内市場は年々縮小していきます。今後は海外の生産基地やネットワークを生かして、欧米市場・中国市場へのビジネス拡大を仕掛けていかねばなりません。その仕事の成否は、これから入社する若い人たちが握っているといっても過言ではないでしょう。私が常に部下に言っているのは、1を100にするより、0を1にする仕事のほうを評価するということ。国内市場で生き残るにしても海外市場に打って出るにしても、新しいビジネスへの挑戦は不可欠です。0から1を創り出すには猛烈なエネルギーが必要ですが、そういう仕事こそ、ぜひ若い皆さんに取り組んでもらいたいですね。「どんどんやって失敗しろよ」というのが当社の社風です。どうか失敗を恐れず挑んでください。

※1 日商岩井:現在の双日株式会社

※2 テレックス:ダイヤルで相手方を呼び出し、テレタイプという端末を使用して文章を伝送する通信のこと。FAXや電子メールが登場するまで、国際ビジネスを中心に利用されていた。

取締役
衣料繊維第二部門長
 藤本 清貴

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