用語集

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網入りガラス

ガラス素板を引き出す際に、金属線をクロスしてガラスの中に封入し製造したガラスで、通常斜めにクロスしている。間隔が開いた直線の平行の場合は「線入りガラス」という。
網入りガラスは破損してもガラス破片が飛散したり脱落しにくい。よって火災や地震の際に、人身を危険から防いだり、延焼を防ぐことを必要とするビルなどの開口部に使用される。消防法で使用が義務づけられている場合があり、日本特有のガラスである。

合わせガラス

2枚のガラスの間に樹脂製の膜(中間膜;PVB(ポリビニルブチラール)やEVA(エチレンビニルアセテート))を挟んで接着させたガラス。耐貫通性に優れ、安全性が高く自動車に使用されている。中間膜に特定の機能を付与した製品もある。

安全ガラス

安全面を向上したガラス。①強化ガラスのように破損しにくく、破損しても破片が尖らない形状になるガラス。②合わせガラスの様に中間膜によって耐貫通性を高めたガラスがある。

板ガラス

板状のガラスで、通常建物窓や自動車窓の様に形や厚みの大きなものをいう。
現在はほとんどフロート製法で作られる。

インテリアゾーン

建物の床面積の内、日射や外気温度による外壁(壁や窓など)からの影響を受けず温度環境が変化しにくい部分。内部ゾーンともいい、外壁から3~6m以上離れた内側で、熱負荷としては照明器具や人、OA機器などの発熱がある。

内法(内寸法)

窓枠の内から内の寸法。

MRT

OPP

二軸延伸したポリプロピレンフィルム。熱固定を行うと寸法安定性や耐水性、耐摩耗性、耐熱性、透明性などに優れたフィルムとなり、電子用途などで使用されている。炭素と水素のみであり遠赤外線を吸収しない特性がある。熱固定しないのはシュリンクフィルムとして使用される。一方、延伸していないフィルム(CPPまたはIPPフィルム)は、雑貨などの軽包装用途で使われている。
硬度はハードコート加工ほど高くないが、キズは目立ちにくい特徴がある。