ニュースリリース

2018/05/31
次世代快適スウェット素材「フリーモ®PRO」の開発と販売

 帝人フロンティア株式会社(本社:大阪市北区、社長:日光 信二)は、生地表面に優れた撥水機能を、裏面に吸水機能を併せ持つ次世代快適スウエット素材「フリーモ®PRO」を開発しました。

 帝人フロンティアは、スポーツシーンをはじめ、あらゆるシーンで快適に着用することができる「フリーモ®PRO」を 2019年秋冬向けスポーツウエア用の重点プロモーション素材と位置付け、さらに今後は、スポーツ用途以外の一般カジュアル用途にも積極的に拡販を図っていきます。

1. 開発の背景

写真

  • (1) スポーツアウター素材には着用快適性が求められることから、綿を裏毛に使用したスウェット素材やニット生地が広く採用されており、さらに近年は、ストレッチ性や吸汗速乾性、軽量性などの高付加価値機能に対するニーズが一層高まっています。
  • (2) 一方、アウター素材に求められる代表的な機能として撥水性がありますが、撥水加工が施された従来のスウェット商品には肌側に吸水機能がない ため、汗をかくスポーツシーンなどにおいては不快感があり、快適な着用感が得られませんでした。
  • (3) こうした中、帝人フロンティアは、風合い、物性、機能性に優れる新規スウェット素材「デルタ®フリーモ®」を 2017年に上市し、好評を得ていますが、「デルタ®フリーモ®」をベースに、表面に高い撥水機能、裏面に吸水機能を付与した構造とすることにより、撥水加工を施した従来商品の課題であった汗による不快感を解消するとともに、軽い雨や泥はねなどを弾き、汗じみが目立ないようにする次世代快適スウエット素材「フリーモ®PRO」の開発に成功しました。

2. 技術の内容

(1) 原糸技術
練り込み型撥水原糸技術、および「デルタ®」に使用している特殊マイクロクリンプの技術を駆使することにより、優れた耐久撥水性能を付与しました。
(2) 製編技術
「デルタ®フリーモ®」に使用している嵩高多層構造を編成する技術を応用することにより、生地表面にポリエステル高捲縮撥水糸、裏面に高捲縮ポリエステル糸を配した新規編構造を実現しました。
(3) 吸水加工技術
吸水加工を施すことにより、同一生地内において相反する撥水機能と吸水機能を同時に発現させました。

【生地断面構造イメージ】

図:生地断面構造イメージ

3. 商品の特徴

「フリーモ®PRO」は、「デルタ®フリーモ®」の機能に新たな機能を付与しました。

機能・特徴 内容
「デルタ® フリーモ®」 の機能 (1)嵩高軽量性 空気を多く含むスポンジ構造による肉厚感と軽量性
(2)外観・風合い スパン調の質感のあるソフトな風合いと高級感のある外観
(3)高反発性 高いクッション性と回復性による上質な張り感と着心地
(4)低ドレープ性 仕立て映えする製品シルエット
新機能 (5)耐久撥水 軽い雨や泥はねなどを弾く優れた撥水性と洗濯耐久性
(6)吸水速乾 素早く汗を吸う吸水拡散性と優れた速乾性
(7)汗じみ対応 汗をかいても目立ちにくい汗じみ防止機能

4. 今後の展開

  • (1) スポーツ用途をはじめ、ファッション用途や学販・ユニフォームなどの機能性衣料用途へと幅広く展開し、拡販を図っていきます。
  • (2) また、新たに開発したフッ素フリーポリエステル撥水糸とリサイクルポリエステル繊維を組み合わせた環境対応型商品の展開も進めていきます。
  • (3) これにより、2020年度には 200,000m/年の販売を目指します。

当件に関するお問合せ先

帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL:(03) 3506-4055