ニュースリリース

2018/09/03
AIとセンシングを活用した睡眠プロジェクトを始動
帝人フロンティアとFiNCが業務提携

 帝人フロンティア株式会社(本社:大阪市北区、社長:日光 信二)と株式会社FiNC(本社:東京都千代田区、社長:溝口 勇児)は、睡眠に関するソリューションサービスの提供に向けた共同研究を実施するために業務提携することで合意しました。これに伴い、帝人フロンティアはFiNCが実施する第三者割当増資の一部を引き受けます。

 両社は、今後ますます社会的ニーズの向上が予想されるヘルスケア領域において、さまざまな製品やサービスの開発を進め、新たなソリューションを共同で創出していきます。

1. 背景

  • (1) 現在、日本人の5人に1人が睡眠に関する悩みを抱え、国民の睡眠不足がもたらす経済的損失は15兆円にも及ぶとされています(*)。また、睡眠不足は、疾患リスクの上昇に加え、生産性や創造性の低下にもつながることから、睡眠を改善することの重要性が注目されています。

    (*) 米国のシンクタンク「ランド研究所」が2016年に発表したデータ

  • (2) AIテクノロジーを活用したヘルステックベンチャーであるFiNCは、スマートフォンアプリを通じて各ユーザーの悩みに応じた健康アドバイスを行う「パーソナルトレーナーAI」などのサービスを提供しています。一方、帝人フロンティアは、医療やスポーツなどの分野でウエアラブル製品の研究・開発を推進しており、センシング技術強化のために積極的な開発投資を行っています。
  • (3) こうした中、FiNCが有するAI技術およびヘルスケア領域の知見と、帝人フロンティアのウエアラブル技術とを融合させることにより、睡眠領域においてこれまでにない製品やサービスの開発が可能であると判断し、このたび業務提携することとしました。

2. 業務提携の概要

 当初の取り組みとして、睡眠に関するセンシング技術とAIチャットボット技術との融合による共同研究を実施します。両社は、帝人フロンティアのウエアラブルデバイスから得られる睡眠情報を蓄積し、その情報をFiNCが保有するAIチャットボットで処理することにより、スマートフォンのアプリを通じてAIや専門家からの指導を受けられるパーソナライズAIサービスの開発を目指します。

図:今後のサービス展開(予定)のイメージ

3. 今後の展開

 FiNCが持つAI技術と、帝人フロンティアのウエアラブル技術を融合することにより、次のような展開を進めていきます。

  • (1) ウエアラブルデバイスを利用する高齢者家族のバイタルデータをAIで診断し、異常が検出された場合に、早期に家族や専門家との共有を可能とする見守りサービスの展開を目指します。
  • (2) 睡眠関連のサービスだけでなく、運動や食事など利用者一人ひとりに対応したデジタルヘルスケア領域にまで範囲を広げたサービスを研究していきます。
  • (3) 「健康経営」や「健康投資」などの考え方が定着している企業に対し、健康経営サポートや従業員の健康モニターといった予防医療関連の事業を展開していきます。

当件に関するお問合せ先

帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部
TEL:(03) 3506-4055
株式会社FiNC 広報戦略室
TEL:(050) 1742-0330