ニュースリリース

2018/11/13
嵩高・軽量性と優れたストレッチ性、形態回復性を両立
超異型捲縮繊維「ソロテックス オクタ」を開発

 帝人フロンティア株式会社(本社:大阪市北区、社長:日光 信二)は、このたび、嵩高・軽量性と優れたストレッチ性、形態回復性を兼ね備えた超異型捲縮繊維「ソロテックス オクタ」を開発しました。

 11月14・15日に「TEPIA」(東京都港区北青山)で開催される帝人フロンティアの総合展示会(2019年秋冬向け素材を展示)において製品サンプルを展示予定です。

1. 開発の背景

  • (1) 近年、羽毛の代替として合繊綿(短繊維)に対するニーズが高まっており、嵩高・軽量性および圧縮した後の形態回復性に優れた合繊素材が求められています。
  • (2) 一方、合繊糸(長繊維)に対しては、長年にわたり嵩高・軽量でストレッチ性に優れた素材が求められてきましたが、中空などの異型断面形状により得られる嵩高・軽量性とストレッチ性とを両立させることは困難でした。
  • (3) こうした中、帝人フロンティアは、ストレッチ性や形態回復性、クッション性などの特性を有するプロモーション素材「ソロテックス」を、中空構造の 8 フィン型断面とし、さらに繊維に捲縮性を持たせることにより、嵩高・軽量性とより一層のストレッチ性、形態回復性を兼ね備えた超異型捲縮繊維「ソロテックス オクタ」の開発に成功しました。

2. 「ソロテックス オクタ」の特長

(1) 嵩高性と軽量性、ストレッチ性と形態回復性
「ソロテックス」を中空構造の8フィン型という超異型断面形状とすることにより、繊維間に空隙が生じ、従来にない優れた嵩高性と軽量性を実現するとともに、より一層の優れたストレッチ性および圧縮後の形態回復性を兼ね備えています。
(2) 短繊維でのストレッチ性、形態回復性、クッション性
短繊維は、超異型断面がもたらす剛直性を活かしてコイル状の捲縮構造を保持することにより、「ソロテックス」本来の特長であるストレッチ性や圧縮後の形態回復性、クッション性をより高い次元で実現しました。
(3) テキスタイルでの吸汗速乾性、防透性、遮熱・断熱性
テキスタイルにした際には、超異型断面形状とすることにより、繊維の表面積が大きくなることから、吸汗速乾性や防透性、遮熱・断熱性などの機能性も発揮します。

写真:「ソロテックス オクタ」短繊維「ソロテックス オクタ」短繊維

写真:「ソロテックス オクタ」長繊維(1)

写真:「ソロテックス オクタ」長繊維(2)

「ソロテックス オクタ」長繊維

3. 今後の展開

  • (1) 帝人フロンティアは、「ソロテックス オクタ」を次世代高機能素材と位置付け、短繊維については羽毛代替用の中綿・構造体を中心に展開し、不織布や他の繊維と組み合わせた構造体などに向けた繊維材料として幅広く展開していきます。
  • (2) 一方、長繊維はスポーツ・ファッションなどの衣料用テキスタイルを中心に展開し、仮撚加工や混繊加工、精紡交撚といった他素材との複合加工などにより、衣料から資材まで様々な分野での展開を目指します。
  • (3) 「ソロテックス オクタ」は、2018年度よりテスト販売を開始し、2022年度には短繊維で400トン/年、長繊維はテキスタイルとして100万m/年の販売を目指します。

当件に関するお問合せ先

帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部
TEL:(03) 3506-4055