2014/04/17
中国における合成繊維産業のパイオニア
南通帝人有限公司が創立20周年を迎えました
帝人グループの中国におけるテキスタイルの製造・販売拠点である南通帝人有限公司(本社:中国・江蘇省南通市、総経理:三森 啓章、以下「南通帝人」)が、このたび創立20周年を迎えました。
南通帝人は、1994年3月にポリエステル染色加工および販売を担う会社として設立し、95年に裏地染色、97年に表地染色、98年には織布を手がけるようになり、その業容を拡大してきました。
帝人グループは、南通帝人の設立により、南通市経済技術開発区に日系合成繊維企業として初めて進出して以降、2003年11月には長繊維複合加工糸や自動車用丸編生地の製造・販売会社である帝人加工糸(南通)有限公司、2005年12月にはカーシートやインテリア用生地の製造・販売会社である帝人汽車用布加工(南通)有限公司、2011年10月には自動車向けエアバッグ用生地の製造・加工・販売会社である日岩帝人汽車安全用布(南通)有限公司を同敷地内に設立し、自動車産業を中心とする産業資材向けの事業展開も拡大してきました。
さらに、昨年4月には、アラミド繊維の用途開発・技術サービス拠点として上海に「テクニカル・センター・アジア」を設置しており、このたび開設した「帝人(中国)商品開発センター」を加え、中国国内において製造・用途開発・販売をワンストップで展開することが可能となることから、これまで以上に商品開発のスピードを加速することができます。
また、2012年3月には中国化学繊維工業協会との間で、中国繊維産業の高度化と帝人グループの繊維事業の発展に向けた相互連携について基本合意し、その第一弾として、浙江省紹興市にポリエステルのケミカルリサイクル繊維の製造・販売を行う浙江佳人新材料有限公司を設立しました。
帝人グループは、中国を中長期の成長戦略における最重要市場の1つと位置づけており、生産・開発拠点の拡大、現地企業との戦略的アライアンス、環境ビジネスの推進などにより、事業拡大を推進していくこととしています。このたび創立20周年を迎えた南通帝人は、その中心拠点として、また、中国における化学繊維産業発展のパイオニアとして、これからさらに事業拡大を推進していきます。
【帝人株式会社 代表取締役社長執行役員 鈴木 純のコメント】
南通帝人が創立20周年を迎えられたのは、南通市および開発区の皆様、並びに中国および日本の関係各方面の皆様の多大なるご支援・ご協力の賜物であり、感謝に堪えません。一方、このたび帝人(中国)商品開発センターを開設したことにより、開発スピードのさらなる向上と、用途開発から量産までをワンストップで行うことが可能となります。帝人グループは、これまで積み上げてきたことを糧として、これからもこの南通の地からグローバル市場に向けて新素材・新商品を発信し、一層の飛躍を成し遂げていきたいと思っています。
創業当時の南通帝人
現在の南通帝人
当件に関するお問合せ先
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL:(03) 3506-4055