TEIJIN帝人フロンティア株式会社

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2014/04/17
中国内で研究開発から量産ま一貫対応
「帝人(中国)商品開発センター」の開設について

 帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:鈴木 純)は、このたび、原糸やテキスタイルの商品開発拠点「帝人(中国)商品開発センター」を中国・江蘇省南通市に開設します。

 当センターは、テキスタイル生産拠点である南通帝人有限公司(中国・江蘇省南通市)の敷地内に別法人として設立するもので、帝人グループの繊維関連事業における研究開発機能の充実を図るとともに、現地企業との連携をさらに密接にすることにより、研究開発の加速を促進します。

 当社は、2012年3月に中国化学繊維工業協会と、中国の化学繊維産業と関連産業の発展、および中国における帝人グループの繊維事業の発展に向けて包括的に相互連携することを合意しており、当センターはこの合意に基づいて設立したものです。これにより、中国国内で原糸から最終製品までの研究開発に対応することが可能となり、さらに量産に至るまでをワンストップで完結できることから、これまで以上に迅速な顧客対応が可能となります。

 帝人グループは、成長市場である中国において、これまで培ってきた繊維技術をより効果的に活用した商品開発を展開していきます。当センターは、当面、消費科学視点での機能性衣料用製品の開発、および中国化学繊維工業協会との相互連携の一環として設立した合弁会社「浙江佳人新材料有限公司」(浙江省紹興市)が製造する、ケミカルリサイクルポリエステル繊維を使用した衣料用製品の開発からスタートします。そして、将来的には、当センターの開発機能を自動車、エレクトロニクス、および環境配慮製品を含む産業資材用途にまで拡充するとともに、中国化学繊維工業協会との連携を活かし、現地有力企業との共同研究開発センターとしても活用していく計画です。

【「帝人(中国)商品開発センター」の概要】

社名 帝人(中国)商品開発センター(日本名)
帝人(中国)纤维商品开发有限公司(中国名)
代表者 総経理 清水 浩久
所在地 中国 江蘇省南通経済技術開発区中央路19号(南通帝人敷地内)
面積 【敷地面積】約20,000m²
【建築面積】約10,000m²(研究棟:2階建て、プラント棟:1階建て)
事業内容 繊維関連の商品開発
主な設備
  1. 全天候気象室
    気温・日照・湿度・降雨雪・風など、あらゆる気象条件を再現できる環境試験室。
    素材のみならず、製品の状態で素材の機能を検証することができる。
  2. 衣料構造体試作機
    製織、製編、染色、機能加工といったテキスタイル試作設備に加え、衣服をデザイン、縫製する試験設備を保有しており、衣服での快適性を評価するための構造体設計および試作が可能。
  3. 分析・測定設備
    消費科学と呼ばれる快適性に関する評価手法をはじめ、多岐にわたり機能性を評価する装置や、テキスタイルの品質を評価する機器を備えており、市場ニーズに適合した商品開発が可能。
営業開始 2014年4月18日

写真:帝人(中国)商品開発センター(1)

写真:帝人(中国)商品開発センター(2)

当件に関するお問合せ先

帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL:(03) 3506-4055