2018/04/24
ウエアラブル事業に本格参入
帝人フロンティアセンシング(株)の設立について
株式会社スポーツセンシング(本社:福岡市南区、社長:澤田 泰輔)と帝人フロンティア株式会社(本社:大阪市北区、社長:日光 信二)は、スポーツおよびヘルスケア分野における革新的なウエアラブル製品の開発を目指して、このたび合弁により「帝人フロンティアセンシング株式会社」を設立することとしました。
今後、革新的なウエアラブル製品を展開するリーディングカンパニーを目指して事業を展開していきます。
1. 新会社設立の目的
- (1) スポーツ分野に特化した身体運動計測を主とするデバイスを中心に、無線通信技術とセンシング技術に強みを持つ(株)スポーツセンシングは、大学など各種団体のスポーツ選手向けにセンシング製品を展開する中、今後の成長を見越してウエアラブル市場への事業拡大を目指していました。
- (2) 衣料用や産業用の繊維素材・製品を展開する帝人フロンティア(株)は、新事業創出に向け、大学や公的機関、帝人グループのインフォコム(株)と共同でスポーツ用途やヘルスケア用途などのウエラブル製品の研究・開発を進めていますが、事業拡大を期してセンシング技術の強化策を検討していました。
- (3) これまでも両社は業務委託の形で連携してセンシングの開発に取り組んできましたが、(株)スポーツセンシングが有するセンシング技術と、帝人フロンティア(株)が有する繊維製品の開発力を融合させることで、スポーツ分野およびヘルスケア分野でより革新的なウエアラブル製品の開発が可能であると判断し、このたび新会社を設立することとしました。
2. 新会社について
- (1) 事業内容
- 新会社は、現在、帝人フロンティア(株)が開発中のモーションセンシングウエア や圧電繊維ウエア、心拍・心電ウエアなどについて、実用化、製品化を推進して いきます。また、(株)スポーツセンシングが培ってきたセンシング技術を活用し、スポーツ分野およびヘルスケア分野におけるウエアラブル製品を展開していきます。
- (2) 新会社の概要
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社名 帝人フロンティアセンシング株式会社 本社所在地 福岡県福岡市南区向野2-2-1 設立 2018年4月 資本金 50百万円 代表者 代表取締役社長 澤田 泰輔 従業員数 8名 株主 帝人フロンティア株式会社:90%
株式会社スポーツセンシング:10%
3. 今後の展開
- (1) 帝人フロンティア(株)の繊維技術と、(株)スポーツセンシングのセンシング技術を融合・活用することにより、2020年に向けてスポーツ競技向けのウエアラブル製品の開発を推進するとともに、各競技において蓄積されたデータを活用して情報提供サービスを展開していきます。
- (2) 帝人フロンティア(株)の国内外の顧客に向けて、オフィスや工場の働き方改善などの課題に対応するウエアラブル製品の開発・販売を行います。
- (3) 高齢化社会において課題とされるリハビリや介護に活用できるウエアラブル製品を開発し、ヘルスケア分野に展開していきます。
- (4) こうした取り組みにより、2025年に帝人フロンティアセンシング(株)として売上高20億円、帝人フロンティアグループのウエアラブル事業として売上高100億円を目指します。
当件に関するお問合せ先
帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL:(03) 3506-4055