Ｑ＆Ａ/ 質問と回答

｜1.熱線／光関係｜2.施工関係｜3.飛散防止／防犯関係｜4.性能関係｜ ｜5.価格／耐久性／保証関係｜6.電磁波シールド関係｜7.面発熱関係｜ １．熱線／光関係 Ｑ1-1 なぜ透明で断熱／熱線反射ができるのでしょうか。 レフテルは、スパッタリングで金属膜を多層膜に加工することにより可視光線透過率を高くし、近赤外線透過率を低くしています。使用している金属膜により熱線（近赤外線＋遠赤外線）を反射しています。 表面に、ハードコート層やポリエステルフィルムなどをラミネートしたりすれば、それらが熱線（遠赤外線）を吸収し熱伝導として熱を伝えるため、金属層の反射性能が効かなくなります。 Ｑ1-2 断熱と熱線カット（反射）の違いは何でしょうか。 断熱とは、日射熱の遮蔽に加えて温度差がある場合の熱の流出入を押さえることです。 熱線カットとは、太陽光の放射熱（日射光）を遮蔽することをいい、反射と吸収からなります。 Ｑ1-3 熱線反射と熱線吸収での熱線カット効果はどう違うのでしょうか。 熱線（日射熱）の直接透過する率（日射透過率）については数字の大小で決まりますが、透過以外の日射熱の遮断方法（反射、吸収）により差が出ます。 フィルム貼付ガラスの日射吸収率の大小により、室内への熱の再放射量が異なります。反射タイプは吸収率が小さいのでガラス温度上昇が少なく、室内への再放射量が少なくなり熱線カット効果が優れています。 Ｑ1-4 熱線（近赤外線＋遠赤外線）とはどんなものでしょうか。 熱線とは、ものに吸収されたとき熱作用を起こす電磁波を示します。 通常は、可視光線の赤より波長の長い電磁波を示し、波長が７５０ｎｍ～４,０００ｎｍ域では可視光線に近いことから近赤外線ともいいます。 これに対して、遠赤外線は熱作用のみの赤外線で波長４,０００～１００,０００ｎｍです。　私たちが生活している環境で温度があるものは、主に波長が５,０００～　２０,０００μｍの遠赤外線を放射しています。 Ｑ1-5 熱線は目に見えないでしょうか。 熱線は、目では見えません。 Ｑ1-6 可視光線は熱になるのでしょうか。 可視光線も物に吸収されると熱になります。もちろん紫外線も同じです。 Ｑ1-7 遠赤外線反射性能はありますか。 「ＺＡタイプ」、「ＺＣタイプ」は反射性能があります。 Ｑ1-8 有害な紫外線とはどんなものでしょうか。 紫外線は、波長によってＡ，Ｂ，Ｃに３分類されます。 紫外線Ａ：人間、植物、動物には必要なものですが、過剰に浴びれば有害です。 紫外線Ｂ、Ｃ：プラスチックや人間の皮膚などを破壊します。 Ｑ1-9 赤外線反射率と輻射率、放射率はどう違いますか。 通常、ガラスや壁などでは遠赤外線は、吸収と反射のみで透過はありません。 吸収した熱が、再度表面から出るときを輻射または放射といいます。 その程度を輻射率または放射率といいます。よって、輻射率と反射率をたせば １.０ になります。 Ｑ1-10 遮蔽係数とは何でしょうか。 フィルムを貼付した板ガラスを直接透過した日射熱量と、一度吸収された後に室内側に再放射される熱量を加えた通過（即ち、透過分と再放射分の和）熱量を、３ｍｍのフロート板ガラスだけの場合の通過熱量で割った値です。通過熱量のことを日射取得率といます。 よって、３ｍｍガラスが１.０となり、単位はありません。 Ｑ1-11 熱貫流率とは何でしょうか。 ある物体を通して温度差がある場合の、熱伝導の割合を示します。 窓ガラスにフィルムを貼った場合、室内が高温で室外が低温の条件では、室内から室外に熱が流れます。この場合の、対流、輻射、熱伝導によって流れる熱量を現しています。 従って、１℃の温度差がある場合の１m2、１時間当たりの熱流量を示します。 単位は、Ｋ値(kcal/m2・ｈ・℃）Ｕ値(Ｗ／m2・Ｋ)です。 Ｋ値＝０.８６×Ｕ値 Ｑ1-12 輻射、伝導、対流による熱移動はどう違いますか。 1. 輻射とは、温度を持っている物体から直接放出している電磁波です。この輻射は真空中でも熱を伝えることができます。太陽の日射熱が地球に到達し熱になるのが良い例です。 2. 伝導とは、物体の表裏の厚み方向の温度差によって熱が伝わる事です。これは物質によって異なり、熱伝導度（率）として示されています。 3. 対流とは、流体（空気）が連続的に移動することによって熱を伝える事です。流体がガラスなどの表面に接するとそこでの温度差によって熱が伝わります。

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