帝人フロンティア株式会社は、タイのポリエステル繊維製造拠点におけるＣＯ２排出量の削減に向け、太陽光発電システムと天然ガスボイラーを導入しました。具体的には、タイでポリエステル繊維を製造するグループ会社であるテイジン・ポリエステル（タイランド）社（以下「ＴＰＬ」）に太陽光発電システムを、テイジン（タイランド）社（以下「ＴＪＴ」）には石炭ボイラーに替えて天然ガスボイラーを導入し、天然ガスボイラーは本年8月に、太陽光発電システムは10月1日から運用を開始しました。このことにより、タイで生活する人々の約4,200人分に相当する年間ＣＯ２排出量約17,000トンが削減可能となります。

　両グループ会社がこのたび導入した太陽光発電システムと天然ガスボイラーは、関西電力株式会社のタイ現地法人である関西エナジーソリューションズタイランド社（以下「Ｋ－ＥＳＴ」）から提供されたもので、発電に再生可能エネルギーを利用した電力の調達と、石炭に比較して環境負荷が少ない天然ガスを燃料としたボイラーを使用することでＣＯ２排出量の削減が可能となります。

　このたびのシステムおよび設備導入にあたっては、関西電力が二国間クレジット制度を活用し、Ｋ－ＥＳＴがＴＰＬ敷地内の工場や倉庫、事務所などの建屋屋上に太陽光発電パネルを、ＴＪＴ敷地内に天然ガスボイラーを設置しました。

　帝人フロンティアグループでは、2021年9月からＴＪＴへ環境配慮型のガスコジェネレーションシステムを導入するなど、「帝人グループ地球環境憲章」および「帝人グループ地球環境行動目標」に則って、国内外でＣＯ２や化学物質の排出量削減などに取り組んでいます。このたびの太陽光発電システムと天然ガスボイラーの運用開始をはじめ、今後も地球環境保全に貢献していきます。

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