帝人フロンティア株式会社は、タイでポリエステル繊維の製造・販売を展開するグループ会社である、テイジン・ポリエステル（タイランド）社（以下「ＴＰＬ」）において、自動制御が可能で高効率な最新鋭の機能性ポリエステル長繊維の製造設備を導入し、本年10月から生産を開始しました。

１）設備や生産する素材の概要
①   今回導入する製造設備は、紡糸工程の効率化を図るとともにマルチフィラメントの均一乾燥工程の自動化を可能にしました。

②   特殊異形断面糸「ＯＣＴＡ（オクタ）」や吸水速乾糸「ＣＡＬＣＵＬＯ(カルキュロ)」などの衣料用途および、インテリア用途の独自の機能性ポリエステル長繊維を生産し、ＴＰＬの取り扱い銘柄のさらなる高付加価値化を図ります。

③   ＴＰＬで本年1月から運用を開始したタイ国産のボトルフレークスを使用するマテリアルリサイクルチップ生産設備と連動した一貫生産による、リサイクル繊維「ＥＣＯＰＥＴ（エコペット）」の銘柄拡大や高機能化にも対応します。

④   多様な特殊ポリマーおよびリサイクル原料に対応可能な設計と、原糸に機能剤を付与できる設備も備えているため、新たな機能性ポリエステル長繊維の生産にも対応します。

２）導入する設備の詳細

所 在 地	テイジン・ポリエステル（タイランド）内
生産開始	2022年10月
主な設備	・マルチフィラメント糸条対応型多錘紡糸機 ・機能剤添加装置
生 産 品	ポリエステル長繊維
生 産 量	1,500ｔ/年（2023年度予定）
投資金額	約10億円

 
【 当件のお問合せ先 】
帝人フロンティア株式会社　広報・ＩＲ部　TEL:(03)6402-7087