「繊維to繊維」プロセスで生産する再生ポリエステル繊維が国際的な持続可能認証制度「ISCC PLUS認証」を取得

帝人フロンティア株式会社は、松山事業所における「繊維to繊維」プロセス(*1)で生産する再生ポリエステル繊維について、持続可能な製品の国際的な認証制度のひとつであるISCC PLUS認証を取得しました。ISCC PLUS認証は、マスバランス方式(*2)による再生原料などに由来する製品について、グローバルなサプライチェーン上で信頼性を管理・担保する国際認証です。今回の認証取得により、当社は、松山事業所の「繊維to繊維」プロセスにおいて、マスバランス方式で割り当てたポリエステル繊維を試験生産、供給することが可能となりました。
(*1)「繊維to繊維」プロセス:衣料品などの廃棄ポリエステル製品から、当社が開発したケミカルリサイクル技術(新BHET法)を用いて、石油由来のポリエステルと同等品質の再生ポリエステルを製造する一連のプロセス。
(*2)マスバランス方式:原料から製品への加工・流通プロセスにおいて、バイオマスや再生材料などの特性をもった原料と、そうでない原料(例:石油由来原料)を混合させる場合に、特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性を割り当てる手法。

 帝人フロンティアは、環境戦略「THINK ECO」を掲げ、環境に配慮した、ものづくり・仕組みづくりに取組んでいます。今般のISCC PLUS認証を契機としてポリエステル繊維の「繊維to繊維」のリサイクルシステム実現と持続可能なバリューチェーンの構築を目指してまいります。

 ※帝人フロンティア株式会社松山事業所は、ISCCの最新の規定に則り、ISCC PLUS要求事項に準拠することを約束し宣言します。

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