センシング技術の活用で毎日の睡眠状態を管理 睡眠サービス「Sleep Concierge」を共同開発

株式会社FiNC Technologies(本社:東京都千代田区、社長:南野 充則、以下「FiNC」)と、帝人フロンティア株式会社(本社:大阪市北区、社長:日光 信二)は、 FiNCが持つテクノロジーおよびヘルスケア領域の知見と、帝人フロンティアのセンシング技術を融合させることにより、睡眠時の体動情報を解析し、睡眠の質について評価・アドバイスする睡眠サービス「Sleep Concierge(スリープ コンシェルジュ)」を共同開発しました。本年3月よりサービスの提供を開始します。

 このサービスは、新たに開発した睡眠センサー「MATOUS SS(マトウス エスエス)」を専用デバイスとして使用するもので、就寝時に、寝具の下に置くだけで体動情報を計測し、独自のアルゴリズムにより睡眠時間や寝返りの回数、呼吸数、心拍数、室温などの情報を評価することができます。

1.開発の背景
(1)現在、日本人の5人に1人が睡眠に関する悩みを抱え、睡眠不足による疾患リスク上昇や生産性・創造性の低下などが注目されており、さらに今般のコロナ禍にあって、睡眠を改善することの重要性がますます高まっています。

(2)こうした状況に応えるべく、「予防ヘルスケア×AIテクノロジー(人工知能)」に特化したヘルステックベンチャーであるFiNCのテクノロジーと、帝人フロンティアのセンシングおよびデータ解析の技術を融合することにより、このたび睡眠サービス「Sleep Concierge」の開発に至りました。

2.「Sleep Concierge」について
「Sleep Concierge」は、睡眠サービスのプラットフォームとして、睡眠ログの管理や評価、改善のためのアドバイス、情報提供などのサービスを行うもので、主な特長は次のとおりです。

(1)睡眠状態を可視化
「MATOUS SS」は、ウオッチ型デバイスのように身体に装着することなく、寝具の下に設置して就寝するだけで体動情報やバイタルサインの計測が可能です。入眠から起床までの睡眠時間管理や、睡眠の深さ、中途覚醒、寝返りなどの睡眠の質の判定を行い、心拍数や呼吸数といったバイタルサインとともにアプリ上でグラフ化・スコア化し、データを解析した上で専門家が監修したアドバイスを受けることができます。

(2)日報・月報で確認が可能
データ解析により毎日の睡眠状態を評価するとともに、それらを月単位で時系列表示します。利用者一人ひとりの睡眠習慣をグラフ化し、データに基づくアドバイスを行うことにより、利用者が気づかない課題を見える化し、改善のポイントを確認することができます。


        「MATOUS SS」の使用例               「Sleep Concierge」の表示画面の一例

3.今後の展開
(1)3月1日より、「App Store」と「Google Play」での専用アプリケーションの配信、およびFiNCが運営する美と健康に特化したウェルネスセレクトオンラインショップ「FiNC MALL」(URL:https://store.finc.com)での専用デバイスの販売を開始します(販売価格:19,800円(税別))。

(2)今後は、ビッグデータの解析により、利用者の睡眠課題の解決をサポートするための製品開発を進めるとともに、FiNCが提供する健康経営向けのサービス「FiNC for BUSINESS」と連動した新たな健康ソリューションの開発を進めていきます。

 【 当件に関するお問合せ先 】
株式会社FiNC Technologies 広報室 TEL:(050)1742-0330
帝人フロンティア株式会社 広報・IR部 TEL:(03)6402-7087