壁をカーテンのようにしたのを示し、材質はアルミ、ガラス、セラミックなどで、最近はガラスが多い。建物とは分離しており、質量のある部材は柱や梁、床、屋根などが支えている。またガラスを支える縦桟部分を方立て、横桟部分を無目という。マリオン(建物の開口部を支える縦部材)ともいう。
2013年1月末公布、2013年10月施行される、次世代省エネルギー法の改訂版で、熱エネルギーを一次エネルギー消費量基準に変更している。地域区分は8地域に増やし、寒冷地(Ⅰ~Ⅲ)は熱貫流率のみとし、沖縄(Ⅵ地域)は遮蔽係数のみの基準としている。従来省エネ基準(平成11年基準)は、2015年3月末まで併用できる。将来的にはゼロエネルギー化を目指した目標値を設定して順次改訂される予定。
窓やドアの枠の廻りに取り付ける部材。木やアルミ、スチールなどが使用される。
電磁波の内、人間の目に見える波長を「可視光線」という。その可視光線の透過率を、波長による人間の目の感度により加重平均したのが可視光線透過率であり、どれだけの明るさがあるかを示す。波長範囲は380nm~780nm。逆に反射率を同じように計算したのを可視光線反射率。日射エネルギーの可視光線部分の透過率とは異なる。
片面に型ロールを使って、ガラス表面に凹凸形状の模様を施したり不透明にしたもの。厚みは4mm以上となっている。
環境負荷の少ない製品やサービスを優先して購入することで、生産する場合に環境負荷の少ない原材料や部品、製品などを積極的に調達するのを「グリーン調達」という。グリーン購入を求める法律を「グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)」。重点的な調達が出来るようにガイドラインの「特定調達品目」の判断基準を満たす製品を「グリーン購入法適合商品」としていて、基準に適合した日照調整フィルムはグリーン購入法適合製品。
ガラスをサッシに取り付けるときに接合部に使用するU字型の部材。
ある熱を発生する平面に対する球体があるとき、球体の表面積の内平面から熱を受ける割合。平面が窓の場合は、窓に近づけば形態係数が大きくなり、窓からの熱の影響が大きくなる。逆に遠ざかれば小さくなり熱の影響が少なくなる。よって、夏に直射光が当たらない状態で窓に近づけば暑くなり、離れると暑さを感じなくなる。この温度変化は体感温度で表すが、窓の影響による体感温度の場合は、形態係数値の明記が必要である。
冬季や梅雨時など冷えたガラスやサッシなどの表面に、空気中の水蒸気が液化して水滴として付着する現象。室内空気中の水蒸気密度が飽和水蒸気密度となる温度を露点といい、その露点以下にある物体の表面に空気が接すると水滴となって結露となる。
結露は、室内の相対湿度が高いときや室内外の温度差が大きいとき、ガラス窓の断熱性能が低いときに発生しやすい。窓ガラスよりサッシの結露が多いのは、サッシの断熱性能がガラスより低いことにより露点が低いためである。室外の温湿度が高いときに室内を冷房すると、窓ガラスの室外側が結露する場合がある。
なお、結露を減らすには室内の水蒸気発生源を減らすことも必要。
冬季に外気温度が低い場合に、窓ガラス付近の室内空気が冷やされて、下降気流となって流れる状態を示し、窓際に局所的な冷感ゾーンを作り出す気流をコールドドラフトという。
コールドドラフトは人に強い冷感をもたらし、外気温度が低く気流が大きいほど強く感じる。したがって、室内の窓際の温熱環境を快適にするには、窓の断熱性能を高くすることが必要である。室内の湿度が高すぎると結露の発生もあるので、窓際の暖房を適宜調整して温度が下がりすぎないようにすること、即ちガラスの室内表面温度を下げないことが必要。
国際単位系(SI)は、1960年の国際度量衡総会で新しい単位系として決議されたものである。
日本では、1974年にJIS Z 8203「国際単位系(SI)及びその使い方」が制定され、1990年の日本工業標準調査会第399回標準会議で「すべての規格でSIのみを規格値とする」と決定された。