用語集

ホーム > 専門用語や計算式についての用語の説明

体感温度

環境の面積加重平均した周壁温度。略号はMRT(Mean Radiative Temperature=平均ふく射温度)で表し、MRT=ΣTiSi/Σsi (T:周壁温度、S周壁面積)。 MRTが+1℃上がる場合は、環境温度を1℃下げると体感温度は変わらない。
①夏季のMRT; 低い方が涼しい
②冬季のMRT; 高い方が暖かい (低いと寒く感じる(冷感))

対流熱伝達率

空気分子が熱を伝えることを示し、空気の流れによって大きく影響する。
単位は(W/㎡.K)、カロリー表示での単位は(kcal/㎡.℃.h)。

断熱タイプ

フィルム表面の遠赤外線反射性能(熱反射性能)が高い(表面放射率が低い)フィルムで、表面放射率が0.3以下になると熱貫流率が 5(W/㎡.K)未満になり、その遠赤外線反射性能がより生かされてくる。冬季の日射量が夏季の日射量より多い場合には、年間の省エネ効果を得るには熱貫流率が 4.5(W/㎡.K)以下になると効果が大きい。レフテルでは断熱タイプが3種類(建物用は2種類)あり、ZCタイプがありいずれも熱貫流率は、4.5(W/㎡.K)未満である。

断熱性能

温度差のある空間を分断する壁や窓などの物体の、熱伝導によるエネルギーロスを示す。
評価には熱貫流率が使用され、数値が小さいほど熱を伝えにくく断熱性能が高いことを示している。熱の伝わり方は、空気の対流と輻射(放射)、壁などの物体の伝導がある。
断熱性能は、熱貫流率または熱貫流抵抗(熱貫流率の逆数)によって評価される。

通電タイプ

レフテルの銘柄で、通電により加熱しヒーターとして使用出来るタイプ。銘柄では「ZA05TH」がある。建物窓用より、冷凍・冷蔵ショーケース窓の結露防止に使用されることが多い。

突き合わせ施工

窓が大きく2枚の窓フィルムを施工する場合に、フィルムをスリットした端面同士を合わせて施工する方法。隙間の調整などがしやすいが、隙間を一定にする位置合わせには技術を要する。これに対し一部を重ねて仮貼り付けを行い、重なった部分をカッターで切断しで余分な部分を取り除く方法を「重ね貼り施工」といい、切断部分に隙間が出来ず、継ぎ目が綺麗にできる利点がある。

突き出し窓

上部に吊部分があり、室外側に突き出して開ける窓で、大型ではない窓に採用される。排煙窓などが該当し、開けた時に雨が入りにくい等の利点があり換気に最適である。
窓フィルムを施工するときは、外部の紫外線が当たる場合があるので、直射日光に強いタイプが良い。

面一(つらいち)

端面を揃えること、又は端面と同じ位置に合わせること。フィルムをコアに巻き取る場合、フィルムと同じ幅のコアに巻き取った状態を面一という。

出窓

建物外壁から突き出た窓。日が入りやすく、部屋が明るく窓際が広く見える利点がある。窓部分より上下、左右部分の外気に触れる面積が多いので、断熱性能は通常の窓より劣り、内窓を設置したときの効果は出にくい。窓フィルムは断熱タイプが有効であるが、熱貫流率の低減効果は少なくなる。

トップライト

屋根につけた明かりを取り入れるための窓で天窓ともいう。有効採光面積が約3倍と高い効果が得られるが、南面の屋根の場合は夏の日射量が多く入り、室内が非常に暑くなる場合がある。
窓フィルムは室内からの施工が難しく、屋外タイプ(外貼りタイプ)を使用する。屋外タイプは吸収した熱が室内に入りにくく効果が高いのが特徴。レフテルのZSタイプは屋外用であり、高い反射性能による遮熱性能が高く最適で、トップライトでの実績が多い。

トップランナー方式

エネルギーを多く消費する機器のうち「省エネ法」で指定した機器の省エネ基準について、商品化されている製品の最も優れた機器(トップランナー)以上に設定する制度で、トップランナー基準という。
トップランナー基準に該当する住宅は、①「次世代省エネルギー基準」を満たす、②冷暖房や給湯設備のエネルギー消費量を2008年度比10%削減する ことが求められる。太陽光発電や高効率給湯設備も併設することが条件となる。